アレルギー

喘息が起こる主な原因は「アレルギー」


喘息になる原因にはさまざまな説があり、その中でも大半はアレルギーが関与し、気道のアレルギー性の慢性炎症によっておこると言われています。

人の体には、もともと外からの刺激や異物に対して体を守る免疫反応があり、気管支喘息のアレルギー反応は免疫反応と似ているが、関係する抗体の種類や細胞の違いなどから免疫反応とは異なって体に病気を起こしてしまう反応が気管支で起こると気管支喘息になる。

代表的なアレルゲン(アレルギーの原因物質)はダニです。

生活が豊かになり室内環境が快適になったのでダニも1年中繁殖できるようになり、ペットを室内で飼育するようになったために、イヌやネコのフケがアレルゲンになることも珍しくなくなりました。

しかし最大の誘因は上気道感染(風邪)です。

ですから、秋から冬に発作をおこすことが多く、気候の変化などとくに気圧の低下などの影響を受けることもよく言われ、かぜなどのウイルス感染は、感染そのものがアトピー発症の誘因になったり、気道過敏性を亢進させて喘息を悪化さ、また気温の急激な低下、季節の変わりめ、台風接近前なども注意しなくてはなりません。

他にも代表的なものとして、自律神経失調説、精神身体要因説など、心因性のストレスなどがありはっきりした原因は現時点でもわかっていませんし、なお喘息を悪化させる要因として、激しい運動、ウイルス感染、飲酒、ストレスがあげられ、激しい運動や飲酒は、肥満細胞から化学伝達物質を放出させやすくします。

たばこや線香の煙の吸入や、満腹状態、女性では月経や妊娠なども喘息発作の誘因になるともいわれます。

また稀にですが、解熱鎮痛薬などの薬剤により喘息が起こることもあります。

最近は咳のみが慢性的に続く「咳喘息」が増え、典型的な気管支喘息の前段階ともいわれ、適切な治療をしないと一部は典型的喘息に移行するとされるので、お心当たりの方は医師に掛かられることをおすすめします。

気管支喘息って?

気管支喘息(きかんしぜんそく)bronchial asthma とは


まず気管支喘息は、症状は治療により、または自然に消失する場合があります。

その背景として、多くは環境アレルゲンによる慢性のアレルギー性炎症を伴う気道の過敏性が存在する。
※心臓血管系や腫瘍など原因のはっきりしているものは除く。

発作性の呼吸困難、喘鳴(ぜいめい)、咳(せき)を繰り返す疾患で、空気の通り道である気道(気管支)が痙攣(けいれん)し慢性的に炎症を起こし細くなるために、発作的に呼吸困難・笛声喘鳴(「ゼーゼー」「ヒューヒュー」言って息が苦しくなり)咳(せき)喘鳴(ぜんめい)などの気道閉塞による症状を繰り返す疾患を伴う呼気性(息を吐く時)の呼吸困難その症状が続く病気で、体質的なもの(アトピー素因)も大きく関連しています。

時には呼吸が苦くなると横になっていられず、座らなければ呼吸ができなくなります。
(起坐(ざ)呼吸)

咳や粘着性の強い吐き出しにくい痰も出ます。

さらに気道粘膜下に集まった炎症細胞から気道上皮を破壊する物質も放出され、アレルゲンの刺激により慢性的に炎症を繰り返していることが判明してきました。その結果気道上皮のすぐ下にある基底膜という部分が次第に厚くなり、硬くなることにより気管支拡張剤によっても広がりにくい状態になってきます。この状態を気道の再構築(リモデリング)といい、この状態になるまえに何とかしようと治療に取り組んでいます。

慢性的な炎症が気道に起こり、気道の過敏性が亢進することがその原因と考えられていますが、このような喘息発作は、通常は一時的なもので、気管支拡張薬の吸人などの治療で、または軽いものでは自然におさまります。しかし、重い場合は何日も呼吸困難が続き、苦しい思いをすることもあります。また、発作が突然に起こり、発作と発作の間に症状らしいものがほとんどないことも特徴です。

抗原の吸入、運動、感染、ストレスなどが喘息発作の引き金になります。

喘息症状は、炎症を起こした気道がたばこの煙や冷気などさまざまな刺激に対して過敏に反応し、収縮することで誘発され、気道の炎症が慢性的に続くと、気道の壁が肥厚して内腔が狭くなります。

アレルゲンや患者さんの生活環境から生じる刺激物質などにより、気道が過敏な反応を呈し、気道の内腔が狭くなり、その結果突然咳が出て、ゼーゼーやヒューヒューといった音を伴う呼吸となり、息苦しくなる病気です。しかも繰り返すことが特徴です。

こうなると、どんな治療をしても気道が拡張しなくなり、喘息が難治化することが近年わかってきました。

また、発作のないときには、日常生活に支障は有りませんが、気管支が過敏なのでちょっとしたことがきっかけで発作を起こしやすい状態にあります。

発作のくり返し方は個人によって大きく違い、発作をくり返していると気管支に慢性の炎症反応が続き過敏な状態が更に悪化します。

アレルギーを起こしやすい遺伝的素因(アトピー素因)を持つ場合が多く。小児喘息は小学校入学前に発症するのが90%以上で、大人になるまでに症状を起こさなくなるのが60〜70%程度ですが、大人になってから再発することもあります。

日本では成人の3%が喘息にかかっているといわれ、思春期〜若年成人の喘息死は減少していません。

おもな症状は咳と喘鳴なので、発作の頻度と強さでタイプ別に分けられます。

おおまかに示すと、間欠型(年数回、春秋に軽い咳と喘鳴)、軽症持続型(月1回、咳と喘鳴を繰り返す)、中等症持続型(週1回、ときに日常生活に支障をきたすほどの咳と喘鳴
、重症持続型(ほぼ毎日、生活制限を伴う喘鳴や呼吸困難)で、明らかな喘鳴は医師以外でも分かります。

明らかな喘鳴の無いケースでご家族の訴えとして多いものは、「夜になると咳き込む。時々ゼーゼーする。咳き込んで吐く。布団に入ると調子が悪い。2〜3週間も痰の絡んだ咳をする。走り回ると咳が出る。寒い部屋に入ると急に咳き込む。お昼はいたって元気。夜だけ痰がらみの咳と微熱がある」などの症状で、上記の間欠型や軽症持続型が考えられます。

こういった軽症例は受診して初めて気管支喘息と指摘されたりします。気管支喘息の症状は夜や明け方に多いのが特徴です。

しかし、大多数の患者が常に症状あるわけではないので、時間や体調、ストレスなどで強い発作が出たり出なかったりし、よく夜になると咳が出ているのに、朝になるとケロッとしているので、周りの人も不思議がることが多いようです。